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「コンテナ物語」読了

今ころになって読んでみました。(かなり前に話題になった本です)gigazine.net

コンテナ物語

コンテナ物語

この「箱」の歩んできた道をなぞってみて何とも驚かされるのは、専門家や先駆者でさえ繰り返し道を誤ったことではないだろうか。コンテナは、触れるものすべてを変えるという点も、その変わり方が誰にも予測できなかったという点でも、まことに一筋縄ではいかない存在だった。


まず労働者の大反対があって、労働争議の問題が吹き荒れます。しかしそれすらも過小評価だっといいます。

五九年にグリーソンは、コンテナの導入でニューヨークの港の労働者は三〇%削減されるだろうと警告した。だが、彼はまったくまちがっていた。六三~七六年にニューヨーク市の港湾労働者は七五%が姿を消したのである。

そしておなじみ、規格の標準化の過程で企業も政府も考えつく限り試行錯誤し失敗します。

コンテナリゼーションは、船会社自身のもくらみあっさり裏切ってのけた。コンテナと一般貨物を一緒に運ぼうとか、旅客も一緒に乗せようなどと考えた船会社は、コンテナのメリットを生かせずに敗れ去っている。コンテナ船の大きさやコンテナのサイズを読み誤った船会社もすくなくない。

企業が何度もコンテナを見誤ったように、国や地方自治体も何度も失策を犯した。ニューヨーク市もサンフランシスコ市もコンテナリゼーションを無視し、在来船を想定した港の改修に何億ドルも無駄にした。どちらのの港も、工事が終わらないうちに時代遅れになっている。

さらに原油価格の高騰と急落で多くの企業が振り落とされていきます。

先んずれば制す―多くの海運会社はそう考えていたが、ことコンテナリゼーションに関する限り、それは生き残りの必須条件ではなかった。


読んでいてずっと『人工知能』のことを考えていました。今ある『人工知能』の分野は『占星術』や『錬金術』が「天文学」や「化学」になったように今とは違うジャンルの分野になると思います。後世『人工知能』はファンタジーとして語られるのみじゃないかな。

占星術』が「天文学」になったように、『人工知能』が「(何か)」になるとして、その「(何か)」は(コンテナリゼーションに似ていて)

  • 「触れるものすべてを変える」
  • 現在のある分野の労働者の75%を消滅させる
  • おそらく先行者有利にならない

などの特徴があるのではないかな。思いつくのはUberというサービス。(使ったこと無いけど)wired.jp

仕事でスクラム開発というのをやってみて感じたのは、これまで「計画して実行」というのが実生活での知恵の主な使い道の一つで、ある分野の「計画して実行」を蓄積した人は専門家と呼ばれて(例えば大工)、その実行を請け負っていたのだけど、その「計画して実行」をノウハウとして売る時代がきて、さらに開発とはそのノウハウを発明発見する過程になってきてる。フォータフォールは、最初に「誰がいつ何をするか」を計画するので、計画が難しいし実行も破綻しやすい。それでアジャイルにしようってなったのだろうけど、アジャイルとかスクラムとかいっても、難しさは一定量でかわらない。特に「いつやるか」は難しいので「思いついたときにやる」になっていくんだと思う。難しさや複雑さを軽減する方法は分解しかないので、タスクに分解して既にノウハウのあるのを思いついた時に実行して組上げるとなるのじゃないのかな。なので、あらゆる行動がプロトコル化されるのを目指すようになる。そしてサービスになってクラウドにのっていくのだと思う。
(行動のジャストインタイム化が起こるんですよ、きっと。それを可能にするプロトコルが「(何か)」)

とにもかくにも接客ロボットはガラパゴスになる気がする。クラウドウェアラブル端末でいいじゃん、っていう。