「習慣の力」読了、その2
- 作者: チャールズ・デュヒッグ,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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第2部 成功する企業の習慣
停滞していたアルコア(アルコア - Wikipedia)やスターバックス(スターバックス - Wikipedia)、また事故が頻発していたロードアイランド病院で、スタッフの習慣を立て直し組織全体を変革していく話などがくわしく説明されています。ここでの話はカイゼンや品質管理運動などの過程に似ています。
第7章の「買わせる技術」だけは、顧客の習慣を精査することで自社製品の購入にたくみに誘導していく話です。これは少し不快かつ怖いと思ってしまう話題でした。プライバシーに踏み込まれメディアに操作されている感が。情報の非対称性でカモられる人がでてきてしまう。でもどうしようもないので(規制はできないので)個人情報集積税とか個人情報解析税とか税金をかけたらどうだろう。
第3部 社会の習慣
結局は「朱に交われば赤くなる」。習慣について突き詰めていくと、宗教がでてくるというのは示唆的であると思う。宗教が大きな影響力をもつ理由はその強力な習慣化の力。人は自分を信じることが難しいのだと思う。宗教が習慣化に成功するのは、自分以外の何かを信じさせるから。信じること自体が報酬だし。
(すごい前に書いて下書きのままになっていたのをアップ。最後の方はメモしかなかったので、文体が混じって変だけどいいや)