堺屋太一「凄い時代」読了
つねづね『未来学者』にあこがれているので、たまには『世界情勢』もお勉強してみたりします。最近はこの本を読んでみました。サブタイトルの「勝負は二〇一一年」はもう過ぎていますが...
- 作者: 堺屋太一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/02
- メディア: 単行本
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堺屋太一氏はどうもネーミングセンスがないというか、タイトル「凄い時代」は良くないと思うのですが...
でも、内容はすばらしいです。以下、自分のわかる範囲で我流にまとめて覚書です。
孫子が語るが如く「国が興るは一瞬にして、国の滅ぶも一瞬なり」
だそうなので、まず世界情勢。
- 中国の台頭
- 異形の大国
- アメリカ・ヨーロッパと並ぶ「三極体制」の一つ
- ロシアの不満
- 知価革命に敗れた社会主義
- 最も危険。戦争の臭い
- 日本:「最後に」滅びる社会主義国?
- 国家の希薄な地域の紛争
つねにあるのは
- 新しい国際通貨
- 脱石油(エネルギー)
の問題です。これをうまく克服できないと...(どうなるんだろう...)
「国家の希薄化」については内乱状態になる国が増えてますね...どの大国につくかでもめるとか...日本もいつかはアメリカにつくか中国につくか選択をせまられる、というのはこの本で読んだ覚えが。
- 作者: サミュエル・ハンチントン,鈴木主税
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/01/18
- メディア: 新書
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日本国内の問題については次回まとめます。