「良心をもたない人たち」読了
ずいぶん前に話題になった本ですが、やっと読み終えました。
- 作者: マーサスタウト,Martha Staut,木村博江
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/10/04
- メディア: 文庫
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良心をもたない人の見分け方
信じてはいけない相手を、どうやって見分けるか。それにたいする私の答えに、たいていの人は驚くようだ。多くの人は、正体がかいま見えるぶきみな行動や動作、おどすような言葉づかいなどを期待する。だが、私はそういうものの中に、頼りになるヒントはひとつもないと答える。最高の目安になるのは、おそらく“泣き落とし”だと。もっとも頼りになるヒント、平気で悪事をする人びとのあいだでもっとも普遍的な行動は、ふつうの人が予想するように、私たちの恐怖心に訴えるものではない。私たちの同情心に訴えるものなのだ。
良心のない人に対処する13のルール
- 世の中には文字通り良心のない人たちもいるという、苦い薬を飲みこむこと。
- 自分の直感と、相手の肩書――教育者、医師、指導者、動物愛好家、人道主義者、親――が伝えるもののあいだで判断が分かれたら、自分の直感にしたがうこと。
- どんな種類の関係であれ、新たなつきあいがはじまったときは、相手の言葉、約束、責任について、「三回の原則」を当てはめてみること。
- 権威を疑うこと。
- 調子のいい言葉を疑うこと。
- 必要なときは、尊敬の意味を自分に問いなおすこと。
- ゲームに加わらないこと。
- サイコパスから身を守る最良の方法は、相手を避けること。いかなる種類の連絡も絶つこと。
- 人に同情しやすい自分の性格に、疑問を持つこと。
- 治らないものを、治そうとしないこと。
- 同情からであれ、その他どんな理由からであれ、サイコパスが素顔を隠す手伝いは絶対にしないこと。
- 自分の心を守ること。
- しあわせに生きること。