「お金の流れで読む 日本と世界の未来」読了

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)

ジム・ロジャース氏はここのところ「北朝鮮に投資したい」といろいろなメディアで言っていましたが、この記事で在韓米軍について語っていたので、あらためて著書を買って読みました。

在韓米軍は撤退すべきだよ。私だって、65年も前に終わった戦争のために税金を払い続けるのはごめんだ。まったくバカげた話じゃないか。在韓米軍は撤退させることができるし、撤退させるべきだ。

newspicks.com

この本の中では「考え得るバッドシナリオ」という章で記述してありました。

文在寅大統領は頭が良くて逞しい大統領だと思っていたが、どうも最近はそんな気がしない。いつかアメリカに屈するのではないか、と個人的には見ている。もし韓国がアメリカに屈すれば、朝鮮半島は大混乱し、戦争になるだろう。戦争になれば日本も、いや世界中も、みな他人事ではいられない。そんなの馬鹿げているし、狂気の沙汰だ。だが、歴史上ほとんどの戦争は、馬鹿げた、とち狂ったような理由で始まっている。もしそのようなことが起こらなければ、朝鮮半島は非常にすばらしい地域になるだろう。

バッドシナリオは在韓米軍が撤退しなかった場合の方なのですね…。まあアメリカ自身も撤退したいみたいなので、あっさりけりが付く気も。撤退後は非核化できればベトナムみたいになって、非核化できないとパキスタンみたいになるのでしょうか。

その他アジア各国の状況分析は

• 五年後のアジアで最も幸福な国になるのは、朝鮮半島の統一国家
• 中国は、環境・農業・ツーリズム・鉄道の分野が買い。コモディティでは、綿・ニッケル・石油。
• 中国と台湾は、ゆっくりと一つの国になるだろう
• マカオの地位は下落する（日本のカジノは品質の高いものになるので、近隣諸国のカジノはいくつか倒産するかも）
• ロシア投資は狙い目（債務が少ないので）
• 私が日本の若者なら、移住先は韓国か中国、あるいはコロンビアかベトナム

綿・ニッケル・石油は調べてみるかな。